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基礎知識

などと大袈裟なものではありませんが・・・

■基礎知識  自然農法の理念と原理 自然農法症候群


9つある心のエネルギーを、天使や菩薩などと呼んでいる。
その内の6つのエネルギーで、物質世界は構成されている。

起源と進化

 
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起源

 人の食物を作るためには先ず、食べる側の事を知らなければなりません。人体は約60兆個の細胞から成り立っていると言われます。
原初の地球で30数億年前発生した生命体(他説あり)は単純なウィルスや単細胞体で、それらが感染(合体)を繰り返し現在みるような多様な生物群ができ上がったといわれています(ウィルス共生説)。
心は別として、我々の肉体は早い話がウィルス(DNA)を集めてできた微生物(細菌)を基本的な部品とし高度な機能を獲得した生命体といえます。

そして受精から誕生までの間に、卵子と精子いう単細胞生物から生物の進化の過程を一通り経て完成品のヒトとして生まれて来ます。しかし外見は変わっても根源的には単細胞微生物と何ら変わりがないという事を忘れてはいけません。  
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植物と動物の栄養摂取の違い

 ここで大切なことがあります。それは植物と動物の養分の取り方の違いです。植物は「吸収」です。根からの分泌物(有機酸)や根圏微生物の働きにより溶解・分解され無機化した養分や、低分子化された有機成分(アミノ酸、核酸類など)を(条件次第では主に茎葉から)吸収・利用しています。

ところが動物は「食べる」です。植物由来の食物(有機物)を先ず、咀嚼し消化液等によりドロドロにし、これを腸内微生物(ヒトは微生物との超有機体)が食べて、更に分解。そして腸内の絨毛組織の上皮細胞が食物を自身の体内に取り込み(食べ)赤血球という単細胞(生物)に作り替え毛細血管に送り込んでいるというのが腸造血説
人間は歩く「超有機体」(ジェレミー・ニコルソン): 我々の体内に存在する細胞のかなりの部分は、菌類、細菌類、ウイルスなどの「よそ者」であり、ヒトの細胞でさえない。これらと、ヒト細胞とが高度に絡み合った超有機的な存在がヒトと言える。細菌だけに限っても人体細胞の60兆を凌ぎ、細胞数合計=100兆(500種)超。遺伝子でも数の上で、よそ者の方が多いのである。
ニコルソン教授は、ヒトゲノムの解読完了は、わずかな情報にすぎない。「体内微生物と人体の相互作用を理解すれば、ヒトに関する生物学や医学がヒトゲノムの領域を超えて発展することになり、遺伝子と環境との新種の相互作用の解明にも役立つ。こうした知見が得られれば、やがては病気の治療についても、新たな手法がとられるようになるだろう」と述べている。

表現を変えると、食物が腸内細胞に変化し、その細胞(赤血球母細胞)内で赤血球が生まれているというのです。この説は事象の捉え方が違うため、主流の科学的な立場から見れば異端ですが食物の循環から考えて捉え方は正しいでしょう。

腸内造血説が正しいかは別として、植物のように単なる吸収ではなく、食べることによる再組み立てです。動物は無機物の吸収という作業行程を微生物や植物に任せ、植物により「生かされた」もの(有機物)を、大地に直結している腸内(絨毛組織)で食べ、別の生命体(赤血球)に作り替え、より高度な生命体へと進化させているわけです。
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人は生きた物しか食べられない

 植物は多少の例外はありますが、根を大地にしっかりと張り、水と共に無機化された養分(N,P,K,他のミネラル等)を吸収、葉で光合成を行い栄養としていると言われています。
しかし、根の周囲には多種多様な微生物が根から分泌、剥落する糖類、有機酸、酵素、アミノ酸、ビタミン類などを求め集まり、微生物群はアミノ酸、核酸、有機酸、ビタミン、ホルモン、抗菌物質などを分泌したり、不容体のリンの可溶化、大気中の窒素固定などをしています。
根(植物)と微生物は共生関係を保ちながら、根のない土とは全く違う根圏を形成していて、一つの生き物のように振る舞います。炭素循環農法の土には無機態窒素は僅か(吸収量の数十分の一)しかありません。植物は無機養分でも育ちますが自然界では、根圏で低分子化された有機成分の利用が主と考えられます。

系統樹
分子系統学的分類:人に近い順から並べると、真核生物(ヒト - 菌類 - アメーバー - 植物) - 古細菌(アーキア) - 真正細菌(バクテリア)となる。
画像クリックで原寸表示。出典:ウィキペディア フリー百科事典生物の分類
しかし動物の場合、その肉体の成長維持には、植物と違い生きた(ていた)ものしか食物とする事はできません。植物が無機・有機成分と光から、生命活動の結果、作り出したものしか食べられないのです。たとえ肉でもキノコ、酵母等(菌類)でも元はといえば植物に依存しています。
植物が一旦、生かした物を更に高度な生き物に菌類や動物が変換します。表現を変えれば“いのち”の表現の役割分担です。

生物界は大別して、植物と動物の二つから成り立つ(二界説 Linnaeus)といわれていますが、もう一つ菌類を加え三界(菌類以下を更に分け、5あるいは6界)で成り立っているという考え方もあります。最新の分類法は分子系統学的分類です。
5界説 Whittaker(6界説 Woese)分類: モネラ界(細菌界、古細菌界)、原生生物(プロチスタ)界、菌界、植物界、動物界。

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菌類、植物そして人

 遺伝子レベルからすると菌類(カビやキノコ)の祖先は動物と同じ襟鞭毛虫類で、ミカズキモを祖先とする植物とは異なる起源ということです。そして、植物と菌類は単に生産者と消費者というのではなく、お互いに養分供給者でもあり、同じ土壌環境を好み自己に都合の良いように土壌環境を変えます。
両者の共存共栄関係は植物の陸生化の時代からと思われ、植物の進化と共に強固になりなりました。その証拠に原始的な植物では生えるキノコの種類が少なく、出現時期が遅い進化した植物ほど多種のキノコが生えます。
地質時代区分
詳細はきまぐれ生物学>地質年代表
冥王代46-40億年前
始生代〜 25
原生代〜 5.41




カンブリア紀〜 4.85
オルドビス紀〜 4.43
シルル紀〜 4.19
デボン紀〜 3.59
石炭紀〜 3.00
ペルム紀〜 2.52


三畳紀〜 2.01
ジュラ紀〜 1.45
白亜紀〜 0.66


古第三紀〜 0.23
新第三紀〜 0.026
第四紀〜 現在

  植物の進化と共に:
カンブリア紀、細菌類、藻類(植物の祖先)、菌類出現。
オルドビス紀、藻類繁栄。
シルル紀、植物陸棲化。初期の植物(*シダ植物)には殆どキノコが生えない。
デボン紀、裸子植物出現。**巨大キノコの繁栄〜絶滅。
石炭紀、***イチョウ、ソテツなど(裸子植物)出現、殆どキノコが生えない。
ペルム紀、シダ植物衰退。
三畳紀、この頃から出現した針葉樹(裸子植物)にはキノコが生える。
ジュラ紀、被子植物出現。
白亜紀、最後に出現した広葉樹には針葉樹より多種、多様なキノコが生える。
□ 新第三紀、人類(猿人)出現(0.07〜0.05億年前頃)。
  注)
 * 木生シダのヘゴなどは容易に分解しない。つまり、分解役のキノコが殆ど生えない(この時代は分解者のキノコが殆どいなかった?)。その特性を活かし着生ランの支柱や観葉植物、ランの鉢などとして利用されている。同時代にダニやムカデなどの消費者も出現。
 ** カナダ東部沿岸の約4億年前の地層から発見された(約150年前)、全長8mにも達するプロトタクスアイティーズと呼ばれる正体不明の細長い生物の化石が、石炭紀に入る前(約3.5億年前)に絶滅した巨大なキノコの仲間だったことが米シカゴ大などの研究でわかった。同様なものが世界各地で複数発見されている(当時は巨大キノコが植物遺体を食べ尽くしていた?)。同時期、消費者の昆虫やミミズも出現。
 *** 巨大キノコの絶滅後で分解者が少なかった?。植物遺体が石炭として大量に残った理由の一つかも?。
上下の生態系ピラミッド
上下の分類は肉眼で「見えるか見えないか」で分けるのが合理的。土壌動物は地中に居ても地上生物、微生物は何処にいても全て地下生物と捉える。
バイオマスは上下とも底辺から頂点に向かうに従い小さくなるが、進化度(土壌構造や土壌微生物、地上生物)は地下の頂点から地上の頂点に向かって高くなる。
土の進化
 キノコは一時期衰退したようですが地上及び地下の生態系や、生物にとって良好な土壌環境形成の主役は植物と菌類
それぞれ上下のピラミッド(右図)の底辺(土台)を形成し、その歴史は億年単位です。人類による土壌環境への関与(農耕)は1万年足らず。近代農業の基礎となる無機栄養説からは、たった百数十年でしかありません。

植物と微生物の共生関係は進化と並行し同時に密になってきました。これ(効率的な物質循環システムの土台)を活用しないという手はないでしょう(一例:ヤマカワプログラム&陽熱処理)。

高等生物は単細胞(精子、卵子)から進化の歴史を一通りお復習いして最終的に、それぞれ固有の種としての形態をとり生まれてきます。そして地上の生物多様性を保っています。

土を使う農業では、ここが重要なポイント。作物の多くは進化の終わり頃に現れたものであり、その進化度に見合う土でなければ十分能力を発揮できません。
どんなに綺麗で柔らかい土でも「土の進化程度の低い」内は、シダ類=ワラビやスギナ、針葉樹など進化の初期に現れた植物しか育ちません。
 土の進化程度:
痩せ地にスギナが繁茂するのはこのため。極端な例では、噴火により火山灰で覆われると最初にワラビが生え次第に元の植生に戻って行く。溶岩の場合はもっと原始的な地衣類、コケ植物からの再生となる。地下ピラミッドの生物種数やバイオマスが少なく、根圏の土壌微生物生態系の食物連鎖が不安定で脆弱。
階層化
 自然は階層構造=フラクタル(入れ子・自己相似)構造。これは物質(量子の梯子)だけでなく、生物・その社会など全ての生命現象にも当てはまります。

土壌の団粒構造もフラクタル、団粒化は土壌粒子の階層化に外なりません。土壌構造の進化です。自然は、自ら階層化することによって進化し安定化します。

植物(根)や土壌微生物が多様化しながら自らを階層化し、土壌構造も同時に階層(団粒)構造に変えます。勿論、一方的ではなく相互に作用し合いながら、両者の階層化は同時進行で行われます。

実際の圃場での高い生産性は総合的な「土の進化=土の団粒化と進化系統樹の再構築(右図下)」によって得られます。
巻物
 進化の結果、動物は「生きたもの」しか食べられないという枷の代償に、大地から独立し歩き回る能力を得ました。食物連鎖からみて菌類以下(バクテリア、古細菌)を含む微生物、植物と三つ巴になり初めて生きられるのが動物ではないかと思います。
動物は植物や菌類の延長線上に位置します。そして、その頂点に立つ人は命のリレーの最終ランナー。課せられた役割が如何に重いか理解する事が大切です。
人の子よ、わたしがあなたに語るところを聞きなさい。反逆の家のようにそむいてはならない。あなたの口を開いて、わたしが与えるものを食べなさい」。この時わたしが見ると、見よ、わたしの方に伸べた手があった。また見よ、手の中に巻物があった。彼がわたしの前にこれを開くと、その表にも裏にも文字が書いてあった。その書かれていることは悲しみと、嘆きと、災いの言葉であった。
第三章  彼はわたしに言われた、「人の子よ、あなたに与えられたものを食べなさい」。そこでわたしが口を開くと、彼はわたしにその巻物を食べさした。そして彼はわたしに言われた、「人の子よ、わたしがあなたに与えるこの巻物を食べ、これであなたの腹を満たしなさい」。わたしがそれを食べると、それはわたしの口に甘いこと蜜のようであった。(日本聖書協会1955年改訳 エゼキエル書2.8-3.3)
過度に精製加工したものは健康に良くないと言われています。精製は分解・分離。微生物と植物が折角生かした(進化させた)もの=食物を、元の単なる「物」に変えてしまうからではないかと思われます。人は単なる物を食べるようにはできていません。人は巻物(DNAを持った生かされた物)しか食べられないのです。
   
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生かすも殺すも

有機農産物は見た目もよく安い

 有機農法の無化学肥料、無農薬の農産物は見かけが悪く虫食いで、手間が掛かり生産原価が高いというのは誤解です。生産者の言い訳です。
多くの生産者も消費者も間違った認識を持ってしまっているようです。虫食いは確かに無農薬の証かもしれませんが、酷い虫食いや貧弱な農産物を無農薬と言って、それが当然であるかのように無知な消費者に押しつけるのは、生産者の無能と怠慢をさらけ出しているに過ぎません。
そのようなものは当然美味しくありません。これは当たり前で作物が不健康で充実していない証拠だからです。当然栄養価も落ちます。
「無農薬=美味しい」ではなく「作物にとって最適な土壌環境=健康=強靭=病害虫を寄せ付けない=見掛けよい=高収量=農薬無用=高栄養価=美味しい=健康食品」なのです。農薬そのものも危険ですがそれ以上に問題なのは作物が不健康ということです。後述しますが食物として不適格と言わざるを得ません。

 有機栽培の葉野菜以外(果菜・根茎類など)の葉は小さくなります(総葉面積=半分〜数分の一)。光合成能力が高く、葉が充実し小さくて良いからです。化学肥料物は肥ぶくれ水ぶくれ状態ですから大きな葉を必要とし、見かけは立派に見えますが機能的には劣っています。
また有機栽培の方が実は多収穫です。従来農法で好成績を上げている所では例外なく有機物を多用し化学肥料は少量しか使いません。実は化学肥料を止めれば、もっと成績が上がるのですが肥料が作物を育てていると勘違いし(させられ)止める事ができず。農薬を使うという結果を招いています。

 確かに有機栽培は今のところ成功例より失敗例の方が圧倒的多数と思います。見かけも悪く虫食いもあり技術的に確立されていない事を意味します。知識の不足です。化学肥料を使い農薬を使う知識は持ち合わせていても、生命とは?、生物とは?、土とは?、水とはという根本的な知識に欠けているからと思われます。
生命現象は今の科学を持ってしても未だに分からないことが多い分野です。いや唯物思想の枷から逃れられない科学だからこそ分からないと言った方が正しいでしょう。唯物思想=物質文明の典型である化学肥料、農薬の近代農業は一度は通らなければならない道と思います。しかし現在の農業を越えない限り農業に明日はありません。当然人類の明日もありません。

 種、本来の力を備えた野菜や果物は、味が良くて見た目も素晴らしく、虫や病気も殆どつきません。そして腐らず日保ちします。
また、農薬、除草剤は無用。最小限の除草なら手間は僅かです。更に肥料代、農薬代はゼロ。生産性も従来農法に比べ決して劣ることはなく、生産コストは化学肥料、農薬の従来農法より遥かに低くなります。
ただ、無施肥・有機農法への移行期にはそれ相当の時間と経費(時には全滅)がかかります。それと農産物は需給関係で値段が決まりますから現段階では高価なのは致し方ありません。
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有機農産物は美味しい

化学肥料、農薬漬けの生産物と有機栽培の良質なものとでは味に雲泥の差があります。良質な農産物は糖度が高く甘みや香ばしさがあり、えぐ味や苦味、泥臭さ(硝酸)やカビのような味(農薬)苦味(展着剤?)はしません。食後ケップが出るような物も失格です。

農薬の味はどんなに洗っても、調理しても決して落ちることはありません。たとえ完全に表面の農薬を洗い流せたとしても浸透性の農薬には何の役にも立ちません。また化学肥料により破壊された土壌により野菜そのものの損なわれた味が元に戻るわけではありません。ひどい場合は1年間漬けたキュウリの漬物でも農薬の味がして食べられません。スイカの皮に近い部分は農薬の味がし中心部分は異常無かった(農薬の味がしないというだけで不味いことに変わりはない)という例もあります。
畜産物(肉、乳、卵)についても同様で生臭い物やアレルギーを起こす物はダメです。これは家畜の腸内の細菌叢(フローラ)のバランスに問題がある(腐敗を起こしている)ためです。

舌の感度には個人差がありますが慣れてくればある程度は分かります。全ての農薬に味がある訳ではないようですが多用しなければならない状態では、何種類かの農薬を併用しますので殆どの場合分かるようです。見かけや保存性を優先した品種改良の結果不味くなった物もありますが何れにしても不味い物はダメです。

もっとも生産者ばかりを責める訳にはいきません。見かけばかりでものを選び自分の舌で農産物を選べず、また自分の体が何を欲しがっているか分からない消費者にも、大いに責任があります。
化学肥料、農薬漬けの農産物や、化学調味料、防腐剤その他諸々の食物以外の物を食べされられ味音痴になり、さらに栄養学の言うままに欲しくもないものまで無理矢理、食べさせられて脳が麻痺してしまった、哀れな消費者を責めるのは少々酷とは思います。しかし、少しでも本来の味を見分けられるようになって頂きたいと思います。

それには美味しい良質な物を入手しその味を舌に焼き付けて下さい。本来の味覚を取り戻すためには数ヶ月から数年かかると思ってください。それほど皆さんの味覚は異常になっているのです。
それと、非食品である化学調味料は絶対に使用しないこと、添加された物はできるだけ買わないことです(何も○の素に恨みがある訳ではありません悪しからず)。ただ、皆さんを味覚音痴にした主犯格と考えられるからです。
化学肥料で作物が不味くなったのと、化学調味料が一般で使われ出した時期は、ほぼ一致。化学調味料自体の安全性(中華料理症候群等)はさておいても、食物としては不適格で不味い物の味を、誤魔化して食べさせるための安易な方法であり、初めから美味しい物ができれば愚かで馬鹿げたことです。

他の非食品添加物も同様です。食べることはできるが本来、食べ物ではない物(各種食品添加物)まで食品に加えることを合法化したことも大いに問題でしょう。「食べられる=食べ物」ではありません。日本人は、平均10kg/一人/年、の食物外物質を食べさせられていると言われています。
人によっては化学調味料や各種添加物でアレルギー症状を起こします。このようなものを、加工法や輸送手段、保存法が発達した現在、危険を犯してまで人々に食させて良いのでしょうか。異常とも言える修飾(各種添加物、包装等)された加工食品、見かけだけで質の伴わない農産物、これらは道義的にみて犯罪行為というのは言い過ぎでしょうか。

それから、農産物を選ぶ際、単に広告や値段で判断しないで下さい。値段と品質は全く別です。騙されたくなかったら兎に角、自分の舌を鍛えることです。素材の味も分からない味音痴で、グルメも何もないでしょう。
世のお母様方に一言。もし子供が野菜を食べなかったら、子供を叱る前に自分の味音痴を大いに恥じ、そして反省してください。子供は嫌いなのではなく不味いから食べないだけのこと。子供は大人が思っているより遥かに敏感な舌を持っています。そして美味しい野菜を探してやって下さい。
お願いします。不味い野菜を子供に無理矢理食べさせて野菜嫌いにさせないで下さい。これ以上味音痴を増やさないで下さい。人類の未来がかかっています(笑)。
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有機農産物は体によい

 化学肥料、堆肥(特に完熟物)の多用により過剰な窒素が硝酸として作物に蓄積します。硝酸は肉の発色材としても使われていますが消化器官内で発ガン性のある亜硝酸に変わる有害物質です。
また農薬はシックハウス症候群やシックスクール症候群の原因となる化学物質と同じように極微量でも同様の症状(農薬中毒)を招く恐れがあります。この両症候群は特異体質の者に起こるのではなく誰にでも起きる可能性があるといわれています。

白血病の治療に骨髄移植が行われますが、最近では臍帯血移植も行われています。何故臍帯血でも良いのでしょうか。実は胎盤は腸(小腸上部)の出先機関だからです。
植物は大地に根を張っていますが、動物は大地を自分の体内に取り込むことによって大地から離れ歩き回ることができるのです。動物の腸は大地の延長線上にあり、動物にとって腸内は大地そのものなのです。胎盤は母親の血液(食物)から自分(胎児)の血液を作る畑です。腸は食物から血液を作る畑なのです。

そんなことは農業や消費者の我々には関係ないと思うかも知れません。しかし、ここのところが理解できないと農薬や化学肥料が何故いけないのか、有機栽培の野菜が何故体によいのか真に理解することはできないでしょう。
農業は土作り(環境整備)から、そして人の免疫の70%以上は消化器や呼吸器などの粘膜で作られていると言われています(粘膜免疫)。農産物の健康は畑で、人の健康は腸で決まります。つまりどちらも大地の良し悪しが決め手です。作物も人も病気の原因は大地の腐敗に他ならないからです。

野菜の屑を畑に放っておくと普通(慣行農法の畑)では腐敗し始めます。ところが有機栽培の畑では真っ白に微生物が繁殖し始め腐敗は起こりません。トラクターに踏み潰され畠に放置されたジャガイモは一見腐敗しているように見えますが手にとって見るとアルコール臭がします。腐敗ではなく発酵しているのです。
従来農法の野菜を食べると腸内で腐敗し始めます。ところが有機栽培の良質な物は腐敗を起こしません。腐敗しやすい食べ物から作られた赤血球は腐敗しやすい肉体を作ります。

あるとき、釣り好きが数人パンタナール(ブラジルの大湿原)へ釣りに行ったそうです。ボートを水草の中に突っ込み釣りを始めましたが物凄い蚊で釣りどころではありません。ところが一人だけ平然と釣りをしています。何故か蚊は彼の血を吸おうとしないのです。蚊は彼の血が不味い?ことを知っているようなのです。
何が違うのでしょう。実は彼(農学博士)はEM菌を毎日飲んでいたのです(人間用ではありません。真似しないでください)。彼の腸内では有用微生物が働き腐敗が起こっていないからです。発酵還元作用のある菌は各種の有機酸を産生し、酸化腐敗作用を起こす菌の繁殖を抑えます。現代人の多くは半腐れ状態のようです。

農産物に限らず腐敗(酸化)しやすいものには病原菌や虫がつきます。これを不健康と言います。見方を変えると病気とは腐敗(酸化)するということです。人も例外ではありません。腐敗しやすい体には病原菌が付いたり癌が発生します。腸造血説によると異常(不健康)な細胞が血球や更に細菌、ウィルスへと解体される際に異常な細菌やウィルスになると言っています(真偽のほどは分かりませんが)。
心も同様で、もし貴方の娘さんに悪い虫がついたとしたらそれは心が腐敗しているのが原因と思って間違いないでしょう(笑)。
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農薬の安全性

 消費者が望む物を生産者は作ります。たとえ、それが体に良かろうが悪かろうが生産者も食ねばなりません。生活がかかっていますから不本意な要望でもそれに沿ったもの、売れるものを作らざるを得ないのです。
農薬の本当の恐ろしさを知っているのは他ならぬ生産者自身。農薬散布の実態は、一般には余り知られていませんが、防護服で身を固め命がけの作業なのです。無防備で散布したら命の保証はされません。

農薬の安全性というのは、この程度なら死にませんよということであって、毒性が無いわけではありません。もっとも使用基準を守る限りは短期的にはそれ程危険はないでしょう。しかし長期間では疑問です。少量でも環境ホルモンといわれている問題も否定できません。特に除草剤は急性毒性はそれ程ありませんが環境汚染の最大の原因とも言われています。

現実問題として、食物が巷に溢れているのに、食べられるものがないという者が増えています。食物アレルギー、化学物質過敏症などです。安全値と言われる量より遥かに少ない極微量の化学物質でも反応します。重度の過敏症患者は、一般的な有機栽培や無農薬でもダメで、唯一、無施肥栽培のものなら食べられる物があるということです。
これは原理的にはホメオパシー効果と同作用。薬毒(プラス&マイナス)効果のマイナス面が現れたもの、極微量の毒物で中毒症状が現れます。
化学物質過敏症: 推定患者数は100万人程度(日本)。何らかの化学物質の大量曝露や、繰り返し微量の曝露後に発症するとされる。一般のアレルギー(ppm単位)の1/1000(ppb)程度の濃度でも症状を示す。(化学物質過敏症 支援センター − 化学物質過敏症とは

しかし、農薬自体の安全性以上に問題なのは、農薬散布や隔離をして作物を人が無理やり手に入れても、それは虫の餌であって人の食物ではないということです。
農薬は虫を殺し、虫の餌を横取りするために使われます。ですから全く無害な天敵や微生物製剤でも「殺し」の手段に使われれば、結果はマイナス作用として現われます。虫を手で取っても同様です。

また、薬剤耐性の問題もあります。虫や菌が耐性を獲得し、薬剤に対する感受性が落ち、使用濃度を上げたり、次々と新しい薬剤を開発しなければならないという問題です。この感受性の低下は人でも同じように起きていて、殆んどの者が農薬や各種食品添加物に対し薬剤耐性を示し「毒が効かない」体質になっています。
化学調味料や各種添加物入り加工食品を止め、良質な農産物を食べ続けていると、耐性は失われ再び感受性を示すようになり下痢等をします。特に幼児は敏感で、食べてから30分から数時間でアトピー様症状や蕁麻疹が現われ不良食品探知器代わりになります(笑)。

だからといって現状では農薬を全面的に止めるわけにはいきません。まだ無(化学)肥料、無農薬での栽培技術が充分普及していませんから化学肥料、農薬を使わなければ全人類の食糧を確保することは困難でしょう。
しかし世界的には環境保全型の有機農法に転換しつつあります。残念なことに日本は可成り立ち後れていますがオーストリア、スウェーデン、デンマーク、フィンランドでは既に全農業生産の10%以上を占め更に増え続けているとのことです。
有機農法は増えていますが問題が無い訳ではありません。生産性が低く大量の堆肥と労力を必要とする従来の有機栽培法(本質は施肥・殺し農法)が殆どで、このままでは矢張り全人類の食糧確保は無理です。

消費者の皆さん死ぬも生きるもご自由ですが「自分の命は自分で守って下さい」。少々高くても有機栽培の良質の物を買ってください。今まで見かけや値段だけで品物を選び真に良質な物を要求しなかったツケは払わねばなりません。結果的にはそれが安くて美味しい健康に良い農産物を作らせる一番の近道だからです。

生産者の皆さん人々の命を預かっているのは医者でも警察でもありません。農業者です。「人々を生かすも殺すも農業者次第」です。

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